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お家で水遊びの安全対策|夏に必須のチェックリスト

公開日:2025/08/17(日) 更新日:2025/08/17(日) スタッフ家づくりコラム

0817お家プールコラム

目次

  1. はじめに|お家で水遊びが人気な理由

  2. 水遊びに潜むリスクを知ろう

  3. 安全に楽しむための必須チェックリスト
     3-1. 遊ぶ場所の環境づくり
     3-2. 水の深さと量の管理
     3-3. 日差し・熱中症対策
     3-4. 衛生管理と水の入れ替え
     3-5. 子どもの見守り体制

  4. おすすめの安全グッズと設備

  5. 新築時に考えておきたい「水遊びに強い庭」

  6. まとめ|安全対策で楽しい夏を


1. はじめに|お家で水遊びが人気な理由

夏になると「水遊び」は子どもにとって最高の楽しみです。
家庭用プールや噴水マットの普及で、庭やウッドデッキで気軽に楽しむ家庭が増えています。

しかし楽しい時間の裏には、転倒や溺水、熱中症、衛生面のリスクが隠れています。
この記事では、安全に遊ぶためのチェックリストを具体的にご紹介します。


2. 水遊びに潜むリスクを知ろう

転倒やケガ

濡れたコンクリートやタイルは滑りやすく、転んで頭を打つ事故の危険があります。

溺水(できすい)

水深が浅くても油断できません。
消費者庁の調査では、5cm程度の水深でも子どもは溺れる危険があるとされています。
「少しだけの水だから大丈夫」と思わず、常に見守りが必要です。

熱中症

夏の炎天下では短時間でも体温が上昇します。
特に乳幼児は大人よりも体温調節が苦手で、汗をかいても体温をうまく下げられないことがあります。
遊びに夢中になっていても、こまめな休憩と水分補給が必須です。

水質の悪化

プールの水を長時間放置すると、細菌が繁殖し肌荒れや体調不良の原因になります。


3. 安全に楽しむための必須チェックリスト

3-1. 遊ぶ場所の環境づくり

  • 滑りやすい床には人工芝や耐水性・速乾性のラバーマットを敷く

  • 周囲に危険物(工具やガーデンライトなど)を置かない

  • 水道と排水口が近いと便利で衛生的


3-2. 水の深さと量の管理

  • 安全の目安は「胸より低い水位」

  • 乳幼児なら5〜10cm程度でも十分楽しめる

  • 小学生以上は少し深めでも良いが、大人の見守りは必須

  • 水を張りすぎないことで事故防止と片付けの手間軽減につながる


3-3. 日差し・熱中症対策

  • 午前10時〜15時の直射日光ピークは避ける

  • 夏場は早朝や夕方の時間帯に遊ぶのが望ましい

  • シェードやサンシェードテント(UVカット・UPF表示付き)で日陰を確保

  • 日本小児科医会による推奨は「のどが渇く前のこまめな水分補給」

  • 冷たいタオルや保冷剤を準備し、体温を下げられるようにする


3-4. 衛生管理と水の入れ替え

  • 遊ぶ前に足を洗ってからプールに入る

  • 水が汚れたり葉っぱや虫が入ったら、その都度交換

  • 家庭での塩素タブレット使用は誤用事故のリスクもあるため、消毒剤は控え、こまめに水を替えるのが推奨


3-5. 子どもの見守り体制

  • 「絶対に目を離さない」ことが最重要

  • 携帯を触ったり家事で離れるのは危険

  • 浮き輪やアームリングはあくまで補助具であり、「つけているから安心」と思って目を離すのは危険


4. おすすめの安全グッズと設備

  • 人工芝・ラバーマット(耐水性・速乾性):滑り止め効果あり

  • UVカット機能付きサンシェードテント:日差し対策に必須

  • ウォーターテーブル:浅い水でも楽しく遊べる安心アイテム

  • 簡易シャワー・ホース:遊んだ後の体洗いや片付けがスムーズ


5. 新築時に考えておきたい「水遊びに強い庭」

  • 外水道の設置場所:庭やウッドデッキ近くにあると便利

  • 排水計画:庭全体に2%程度の勾配をつけると水はけが良い※環境により異なります

  • 日陰づくり:シェードやパーゴラを設置できる設計にする

  • 収納庫:プールや遊具をしまえる日陰の収納庫があると、素材の劣化防止にも役立つ


6. まとめ|安全対策で楽しい夏を

お家での水遊びは、家族の思い出づくりにぴったりです。
ただし、水深5cmでも溺水の危険があるなど、油断は禁物です。

  • 遊ぶ環境を整える

  • 水の深さを管理する

  • 日差し・熱中症対策をする

  • 水を清潔に保つ

  • 何より「大人が絶対に目を離さない」

これらを意識すれば、安全に楽しい時間を過ごせます。

この記事は一般的な家庭向けの注意点をまとめたものです。子どもの年齢や健康状態によって必要な対策は異なるため、心配な場合は小児科医や専門機関の情報も参考にしてください。