目次
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はじめに|共働き家庭が増える今、「室内干し」は当たり前
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コンパクトな家でも快適に干せるポイントとは?
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新築時に考えたい「洗濯動線」とスペース設計
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狭い空間を活かすおすすめ室内干しアイデア
4-1. 天井吊り下げ式物干し
4-2. 壁面・可動式ラック
4-3. ファミリークローゼット一体型
4-4. 浴室乾燥機+除湿機の併用 -
室内干しを快適にする環境づくりのコツ
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まとめ|小さくても工夫次第で“快適な洗濯空間”に
1. はじめに|共働き家庭が増える今、「室内干し」は当たり前
共働き家庭が増えるなか、夜間や天候に左右されずに洗濯できる「室内干しスペース」は、新築時に欠かせない要素になっています。
宮崎のように梅雨や台風シーズンに雨の日が続く地域では、天候を気にせず洗濯できる環境づくりが重要です。
また、花粉や黄砂の時期には外干しを避けたい日もあり、一年を通して室内干しが活躍するシーンは少なくありません。
2. コンパクトな家でも快適に干せるポイントとは?
「広いランドリールームがないと不便」と思われがちですが、
実際は限られたスペースでも設計の工夫次第で快適に干すことが可能です。
ポイントは3つ:
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干す場所を明確に決める
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風の流れと除湿を意識する
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洗濯動線を最短にする
狭い空間こそ、生活動線と換気性能を意識した設計がカギになります。
3. 新築時に考えたい「洗濯動線」とスペース設計
新築時に最も重視したいのは、「洗う→干す→しまう」の動線を短くすることです。
理想的な流れは次の通りです:
洗面脱衣室(洗濯機)→室内干しスペース→ファミリークローゼット
2畳ほどのスペースがあれば、一般的な4人家族の1回分の洗濯物を干せます。
狭い住宅では、脱衣室に昇降式物干しを設けて洗濯スペースを兼ねるなど、多機能な空間設計が効果的です。
4. 狭い空間を活かすおすすめ室内干しアイデア
4-1. 天井吊り下げ式物干し
昇降式の天井物干しは、使わないときにすっきり収納できるのが魅力。
人気の「ホスクリーン」シリーズなどはデザインもシンプルで、リビングや洗面室にもなじみます。
電動タイプなら高い位置でもラクに操作でき、日常使いに便利です。
4-2. 壁面・可動式ラック
折りたたみ式やスライド式の壁面ラックは、使うときだけ展開できる省スペース仕様。
壁下地を補強しておけば、タオルやシャツなど軽めの衣類を干すには十分な耐久性があります。
4-3. ファミリークローゼット一体型
「干す」と「しまう」を同じ場所で完結させる間取りも人気です。
ランドリールームとファミリークローゼットを隣接させることで、乾いたらそのまま収納できる“ゼロ動線”設計が実現します。
4-4. 浴室乾燥機+除湿機の併用
浴室乾燥機を活用すれば、夜のうちに洗濯から乾燥まで完了できます。※東洋ホームのお家は浴室乾燥が標準でついています。
さらに、衣類乾燥モードのあるコンプレッサー式除湿機やヒートポンプ式乾燥機を併用すれば、省エネ性とスピード乾燥を両立可能です。
電気代を抑えるなら、タイマー付きの省エネタイプを選びましょう。
5. 室内干しを快適にする環境づくりのコツ
● 換気を意識する
風の通り道をつくることで乾燥スピードが格段に上がります。
窓を対面に設けたり、サーキュレーターを使って空気を循環させると効果的です。
● 湿気・カビ対策を忘れずに
壁材には防カビ仕様のクロスや、調湿機能のある素材を採用すると快適さが続きます。
珪藻土やエコカラットは優れた調湿効果がありますが、コストや施工手間を考えるなら、簡易的な調湿パネルや吸湿タイルを使うのも現実的です。
● 収納との連動を考える
洗濯物を干す・畳む・しまうを同じ空間で行えると家事がスムーズです。
洗濯動線+収納動線の一体化が、共働き世帯にとって理想的な設計です。
6. まとめ|小さくても工夫次第で“快適な洗濯空間”に
小さな家でも、洗濯動線と設備を工夫すれば、快適な室内干しスペースはつくれます。
ポイントは次の3つ:
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洗濯動線を短くし、家事を効率化
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スペースに合わせて物干し器具を選ぶ
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換気・除湿を意識して清潔に保つ
2畳ほどのスペースでも設計の工夫次第で、毎日の洗濯がストレスフリーに。
共働きや子育て世帯の暮らしを支える“快適なランドリー空間”を、新築時から計画してみましょう。