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新築の庭に芝生は必要?メリット・デメリットと手入れ法

公開日:2025/09/21(日) 更新日:2025/09/21(日) スタッフ家づくりコラム

芝コラム

新築の庭に芝生は必要?メリット・デメリットと手入れの実際


目次

  1. はじめに|新築と芝生の関係

  2. 芝生を敷くメリット
     2-1. 見た目の美しさと開放感
     2-2. 子どもの遊び場になる
     2-3. 夏の暑さを多少和らげる効果

  3. 芝生のデメリット
     3-1. 定期的な手入れが必要
     3-2. 環境によっては虫や雑草が発生しやすい
     3-3. コストがかかる場合がある

  4. 芝生の種類と特徴
     4-1. 日本芝(高麗芝など)
     4-2. 西洋芝(寒冷地型と暖地型)
     4-3. 人工芝

  5. 芝生のお手入れポイント
     5-1. 水やりと肥料
     5-2. 芝刈りの頻度
     5-3. 病害虫や雑草対策

  6. 芝生を選ばない場合の代替案
     6-1. グラウンドカバー植物
     6-2. 防草シート+砂利
     6-3. タイルやウッドデッキ

  7. まとめ|ライフスタイルに合わせた選択を


1. はじめに|新築と芝生の関係

新築住宅を建てる際、「庭に芝生を敷くべきかどうか」で迷う方は多いです。
芝生のある庭は爽やかで憧れがありますが、実際には維持管理やコストなど現実的な課題も伴います。

この記事では、芝生のメリット・デメリット、種類ごとの特徴やお手入れ方法、そして芝生を使わない選択肢まで詳しく解説します。


2. 芝生を敷くメリット

2-1. 見た目の美しさと開放感

青々とした芝生は、新築住宅の外観をより明るく、広々と見せます。花壇や植栽とも相性が良く、バランスの取れた庭づくりができます。

2-2. 子どもの遊び場になる

芝生はクッション性があるため、転んでもケガをしにくく、小さな子どもの遊び場として安心です。

2-3. 夏の暑さを多少和らげる効果

芝生はコンクリートやアスファルトより表面温度が低くなるため、庭の暑さを多少和らげる可能性があります。
ただし、家の中の温度を直接下げる効果は限定的で、風通しや日射遮蔽のほうが効果的です。


3. 芝生のデメリット

3-1. 定期的な手入れが必要

芝生は水やり・芝刈りなどの手入れが欠かせません。忙しい共働き家庭では負担に感じることもあります。

3-2. 環境によっては虫や雑草が発生しやすい

芝生は環境条件(日当たり・湿度・土壌)によって、害虫や雑草が発生しやすい傾向があります。ただし必ず発生するわけではありません。

3-3. コストがかかる場合がある

初期の施工費用に加えて、肥料・薬剤・芝刈り機など維持にかかる費用が発生します。


4. 芝生の種類と特徴

4-1. 日本芝(高麗芝など)

日本の気候に適しており、夏に強く冬は茶色く休眠します。丈夫で管理しやすいため、家庭でよく採用されます。

4-2. 西洋芝(寒冷地型と暖地型)

  • 寒冷地型(ペレニアルライグラス、フェスク類など)
     冬でも緑を保てる品種がありますが、高温多湿には弱く管理が難しい面があります。

  • 暖地型(バミューダグラス、セントオーガスチングラスなど)
     夏に強く、条件次第で一年中緑を保てるものもあります。ただし日本では寒冷地型を導入している家庭が多いです。

4-3. 人工芝

天然芝に比べて手入れは大幅に楽ですが、完全に「手入れ不要」ではありません。落ち葉掃除や5〜10年ごとの交換が必要です。


5. 芝生のお手入れポイント

5-1. 水やりと肥料

  • 日本芝(高麗芝):乾燥にある程度強く、夏場は1日おきまたは週2〜3回たっぷり水やりをするのが理想です。

  • 西洋芝:乾燥に弱いため、日本芝より頻繁な水やりが必要です。

5-2. 芝刈りの頻度

  • 日本芝:春〜秋は2週間に1回程度が目安。

  • 西洋芝:生育が早いため、週1回程度の芝刈りが必要になることもあります。

5-3. 病害虫や雑草対策

芝の種類や環境によって異なりますが、病害虫防除や除草作業が必要になる場合があります。小さな子どもやペットがいる家庭では薬剤使用に注意が必要です。


6. 芝生を選ばない場合の代替案

6-1. グラウンドカバー植物

クローバーやタマリュウなどは芝生より手入れが簡単で、緑を楽しめます。

6-2. 防草シート+砂利

雑草を抑え、手間を最小限にしたい家庭におすすめ。

6-3. タイルやウッドデッキ

掃除がしやすく、アウトドアリビングとして使いやすい庭になります。

中庭


7. まとめ|ライフスタイルに合わせた選択を

芝生は見た目や遊び場としての魅力が大きい一方で、手入れや維持管理の負担も避けられません。

  • 日本芝は丈夫で扱いやすい

  • 西洋芝は種類ごとに特徴があり管理難易度も異なる

  • 人工芝は手入れは少ないが、最低限のメンテナンスや交換が必要

ライフスタイルや家族構成に合わせて、「本当に芝生が必要か」「他の選択肢が合うのか」を検討することが、新築の庭づくりを成功させるポイントです。

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