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“ジャパンディ”とは?北欧×和モダンが叶える上質で穏やかな新築空間

公開日:2025/10/26(日) 更新日:2025/10/26(日) スタッフ家づくりコラム

コラムタイトル

目次

  1. ジャパンディとは?北欧と日本のデザイン融合スタイル

  2. ジャパンディが新築住宅で人気を集める理由

  3. アースカラーで整える落ち着きのある空間

  4. 新築で取り入れたいジャパンディのポイント
     4-1. 素材選びでぬくもりを演出
     4-2. 家具・照明で“余白のある暮らし”を
     4-3. 宮崎の光を活かした設計アイデア

  5. ジャパンディが叶える穏やかな暮らし

  6. まとめ|静けさと温もりが調和する住まいへ


1. ジャパンディとは?北欧と日本のデザイン融合スタイル

「ジャパンディ(Japandi)」とは、“Japanese(日本)”と“Scandinavian(北欧)”を組み合わせた造語です。
日本の和モダンと北欧のナチュラルデザインを掛け合わせたスタイルで、世界的に注目されています。

共通しているのは、「シンプルで温かみのある暮らし」という価値観。
余計な装飾をなくし、自然素材の質感や光の入り方を大切にすることで、落ち着いた心地よさを感じられる住まいが生まれます。


2. ジャパンディが新築住宅で人気を集める理由

20〜40代の共働き世帯を中心に、ジャパンディスタイルが人気を集めています。
その理由は、暮らしに無理のない“等身大の上質さ”を叶えられるからです。

  • 長く愛せるデザイン性
     流行に左右されず、どの世代にも馴染むシンプルな美しさ。

  • 自然素材のぬくもり
     木・石・リネンなど、手ざわりのある素材が心を落ち着かせてくれます。

  • 整った空間が生むゆとり
     家具の高さを抑え、光や風の通り道をつくることで開放的な空間に。

宮崎のように日照時間が長く、自然光が豊かな地域では、木の質感やアースカラーの内装がより美しく映えます。

ジャパンディ内観


3. アースカラーで整える落ち着きのある空間

ジャパンディの魅力を引き立てるのが、アースカラー(自然を感じさせる色合い)です。
ベージュ、グレージュ、オリーブ、ブラウンなど、自然界のトーンを基調にすることで空間全体に一体感が生まれます。

アースカラー

壁はライトベージュやオフホワイト、床にはナラ(日本産ミズナラ)やオーク材を選ぶと、穏やかで明るい印象に。
黒やチャコールグレーをアクセントに加えると、全体が引き締まった印象になります。

また、観葉植物のグリーンを添えることで、暮らしの中にさりげない生命感をプラスできます。


4. 新築で取り入れたいジャパンディのポイント

4-1. 素材選びでぬくもりを演出

木や布、石などの自然素材を使った内装は、見た目だけでなく触れたときの安心感も与えてくれます。
無垢フローリングやラタン家具、リネンカーテンなど、質感を感じられる素材がポイントです。

また、壁材に珪藻土や漆喰を使えば、湿度を調整しながら心地よい空間を保つこともできます。


4-2. 家具・照明で“余白のある暮らし”を

家具は装飾を控えた直線的なデザインを選ぶと、空間全体に統一感が生まれます。
低めの家具を配置することで、視線が抜けて広く感じられるのもポイント。

照明は、間接照明やペンダントライトなど柔らかな光を意識。
電球色のあたたかい光が木の質感を引き立て、穏やかで上質な雰囲気を演出します。


4-3. 宮崎の光を活かした設計アイデア

宮崎は自然光が豊かで、南向きの大きな窓を設けると採光効果が高まります。
一方で、夏の強い日差しには庇(ひさし)や格子で光をやわらげる設計がおすすめ。

光を“取り込みすぎず、やさしく整える”ことで、
ジャパンディらしい穏やかな明るさを保つことができます。

ジャパンディ


5. ジャパンディが叶える穏やかな暮らし

ジャパンディスタイルの本質は、見た目の美しさだけでなく、暮らしの整い方にあります。

  • すっきりした空間が、心の余裕を生む

  • 自然素材が、安心感をもたらす

  • 光と風が、季節の移ろいを感じさせる

そんな「穏やかで上質な時間」を楽しめるのが、ジャパンディの住まいです。


6. まとめ|静けさと温もりが調和する住まいへ

ジャパンディスタイルは、北欧の温もりと日本の静けさを掛け合わせたデザイン。
素材・色・光を丁寧に選ぶことで、暮らしにやさしく寄り添う住まいを実現できます。

派手ではないけれど、どこか温かい。
そんな“心が整う住まい”を、新しい家づくりの選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。